こんにちは!みかげです。
自宅で天体観測するにあたり、明るい月は市街地で観測するのにうってつけの天体かと思います。
さらに双眼鏡があれば、気軽に月のクレーターまで観測できます。
今回は月を観測するにあたり、準備しておきたいことをまとめました。
月を観測する際の準備
月の満ち欠けの状態を確認する
まず、新月だと月は太陽の近くにあるので見えません。
月を見る場合は新月以外の日を選びましょう。
そのかわり、新月の日は空が暗くなるので星が見やすくなります。
月は三日月〜半月〜満月を見ることになりますが、それぞれ見どころがあります。
①三日月…条件がよければ地球照(太陽に照らされてない部分が地球からの反射光でうっすら見える)を見ることができます。
②半月…横から太陽の光が当たるため、クレーターの陰影がはっきり見えます。
③満月…クレーターが立体的に見えない代わりに月全体のクレーターがみえます。
満月は光が強くまぶしいため、双眼鏡で長時間みるの厳しいかもしれません。
私はまだ、満月しか見れていないので、全パターン見てみたいです!
観測時の月の位置を確認
新月だと太陽の近くにいるので、太陽と近い動きをしますが、満月のときは太陽と反対の動きをします。
そのため、満月の場合、夏至だと月の出が遅く、冬至に月の出が早いということになります。
また、月は地球の周りを27.3日周期で公転しているので満ち欠けして見えますが、同時に地球から見た位置も変わるため、毎日同じ時間に見ると見える位置も変わってきます。
さあ、夜9時に月を見よう!と思っても、まだ地平線から顔を出してない…ということがあるわけです。
そういうわけで、月を観測するには、月が見える日、時間、方角を把握して臨むことをおすすめします。
リアルタイムに月の満ち欠けの状態や方角を確認できるサイトやアプリが色々あるので、簡単に調べることができます。
私のおすすめは、双眼鏡・天体望遠鏡メーカーVixenの「Moon Book」というアプリです。
日付、時刻を指定するとその時の月の方角を表示してくれます。
また、星座も表示してくれるので星の観測にも便利です。
有料の星座アプリよりもシンプルで直感的に使用でき、個人的にはとても使いやすかったです。
そして、このクオリティで無料です…!
Vixen「Moon Book」公式サイト
https://www.vixen.co.jp/app/moon-book/
月に関する本を読む
月を見て綺麗だな、と感じるだけでも収穫ですが、
月のことを知って実物を見ると、より面白く見ることができると思います。
最近読んだ本では「月へ」という絵本がすごくよかったのでおすすめです。
アポロ計画の出発、着陸、帰還を描いています。
とても綺麗な絵で、ロケットの発射や月へ近づいていくときの景色が精密に描かれてます。
息子にこの絵本を読んであげると「ボクもロケットにのりたい!」と言ってました。
大人も楽しめる絵本です。
実際に月を観測【体験談】
6月の満月前日、梅雨時期の貴重な晴れ間になったので、娘とお月様観測しました。
写真はスマホで撮ったので、明るすぎて見えませんが、双眼鏡で月を見たところ、クレーターがはっきり見えました。
双眼鏡で月を見たのは初めてだったので、その綺麗さに感動…!
ただ、娘にはほぼ満月の月はまぶしすぎたようで、あまり長くは見れず…。次は三日月、半月を狙って観測したいです。
また、今回は拡大率8倍のPENTAX双眼鏡を使いました。拡大率が高いとどうしても手ブレするため、肘を台に置いて観測すると見やすいと思います。
まとめ
月をあまり意識していなかったとき、月は夜になればいつでも見れるものと思っていました。
実際見ようと思うと、天気が悪かったり、見れる時間帯によい位置にいなかったりと、観測のタイミングが重要な天体なのだな、と思いました。
今後も色んな顔のお月様を見たいと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。