こんにちは、みかげです。
7月になりましたね。
星空を眺めるのには過ごしやすい季節になりました。
我が家はこの夏休みにキャンプの予定があるのですが、今年は天体観測をしたい!と思い、小2の娘と星座の図鑑を読むなどして準備をすすめています。
ただ、知識が増えてくると実際の星空が早く見たくなってくるものです。
また、キャンプでいきなり星座を探して見つけられないと悲しいですよね。
そこで、まずは自宅で天体観測をしてみることにしました。
実際にやってみてわかった、天体観測を楽しむコツをまとめます。
市街地で星は見える?
市街地だと街の明かりであまり星が見えないイメージがありますよね。
条件が整えば、二等星くらいまでは十分見えるんです。
わたしも岐阜の市街地に住んでますが、
金星、北斗七星、春の大曲線、夏の大三角形
まで見ることができました。
むしろ明るい星しか見えないので、この星はコレ!と、特定しやすく、初心者にはメリットかもしれません。
市街地で星を見るコツ
市街地でも星は見えますが、ちょっとしたコツがあります。
目を慣らす時間が必要
人間の目は完全に暗闇に慣れるまでに30分ほど時間がかかるそうです。
そのため、暗闇で星を眺めていると、だんだん目が慣れてきて、見える星も増えてきます。
このとき、スマホや懐中電灯の光を見てしまうとまた目がくらんでしまうため、できるだけそういった光を見ないようにするとよいです。
また、家の明かりを消す、街灯がある場合は、視界に明かりが入らないように、本などで光を遮るだけでも星が見やすくなります。
月明かりがない夜に見る
月明かりがあると星が見づらくなるため、天体観測は新月の日に行うとベストです。
月の満ち欠けの情報は以下の確認方法があります。
①天文年鑑
毎年の天文イベントをまとめた雑誌です。
月の満ち欠け情報もカレンダーで記載されています。
②アプリ
Star Walk等、星座を見つけるためのアプリが色々出ており、月の満ち欠けの情報も確認できます。
③インターネット
月の満ち欠け情報を公開しているサイトで確認する方法です。
以下のサイトがわかりやすかったです。
満月カレンダーhttps://www.arachne.jp/onlinecalendar/mangetsu/
道具は必要?
極論、道具は必要ありません。
天体観測初心者としては、肉眼で見える星で十分楽しめました。
(慣れていくと色々欲しくなりそうですが)
そのうえで、天体観測初心者でも、あると便利であったり、より楽しむために必要なものをご紹介します。
図鑑
実際の星を見る前に星座にまつわる話や、宇宙について知ることができます。
星は眺めているだけだと、ただの光る点です。(私がそう思っていました)
それが、図鑑などの書籍で星のことを知っていくことで、途端に奥行のある世界に変わります。
私は以下のポケット図鑑を持ってますが、普段も気軽に手に取って読めるサイズなので、オススメです。娘もよく見ています。
星座早見盤
星座早見盤はまさに「星空の地図」です。
初心者はいきなり空をみても、どの星が何の星座かわかりません…
星座早見盤を使うことで、北斗七星などのわかりやすい星座から辿って他の星も見つけることができます。
ちなみに、小さい星座早見盤が①の図鑑についていたので、我が家はまずそれを使いました😄
ライト+適当な布
星座早見盤や足元を見るためにライトが必要です。
ただし、あまりライトが明るいとせっかく闇に慣れた目がくらんでしまうので、光量をおさえる必要があります。
私はキャンプ用のランタンを布で覆って使いました。
赤い光だとより目の邪魔にならないそうなので、赤いバンダナなどで覆うとよいです。
椅子
天体観測は首が疲れます。
頭頂部の星をゆっくり眺めるために、背もたれのある椅子があると便利です。
レジャーシートやキャンプ用のコットで寝そべりながら見るのもよいですね。
虫除けスプレー
夏の夜の大敵は虫です。
私達は屋上で観測していましたがそれでも蚊に刺されました。
油断せずに、虫除け対策しましょう。
あと、除菌ウエットティッシュ(アルコール有)で足の裏を拭くだけでも蚊に刺されづらくなるそうですよ。
おまけ…双眼鏡
今回、やる気を出して倍率8倍の双眼鏡を持っていきましたが、星座を見るには倍率が大きすぎました。星座は肉眼で十分見えます。
月のクレーターや、星団などを見るには双眼鏡が便利なようなので、次回試してみます。
また、倍率2倍くらいの星座望遠鏡というものもあり、星座を見るにはこちらの方が見やすそうです。
実際に見えた星
天体観測を決行した日は快晴かつ新月という絶好の天候でした。
実際に我が家から見えた星をご紹介します。
※スマホで撮影してるので画像はよくないです。実際はもっときれいですよ。
①金星
いわゆる「宵の明星」。西の空の一番明るい星だったので、すぐ金星だとわかりました。
②北斗七星
こちらも、柄杓型の星の並びで簡単に見つけられました。
③春の大曲線、夏の大三角形
ここからは初心者なので星座早見盤を見ながら星を探します。
北斗七星から南に向かって明るい星を探すと
春の大曲線(アルクトゥールス、スピカ)
を見つけました。南側は市街地の明かりが強かったため、上記一等星のみ見えました。
また、北斗七星から東側、星座早見盤の位置に
夏の大三角形(ベガ、アルタイル、デネヴ)を発見。
こどもの時に夏の大三角形と思ってた三角と違い(正三角形だと思っていた)、勘違いしてたことを今になって知りました。
見たいと思っていた星を制覇し、1時間ほどでこの日の観測を終えました。
まとめ
今回、小2の娘が天体観測に興味を持ってくれるかな?と心配でしたが、夜空で次々と星を見つけて、「あれが夏の大三角形だよ」と教えてあげると、目を輝かせながら夜空を眺めていました。
事前に図鑑を読んでいたのも、星空への興味に一役買ったと思います。
図鑑などで知識を蓄えてから天体観測すると、想像が膨らんで、遠い宇宙を覗いているような気分になります。
自分の星座など、お目当ての星座を決めて探してみるのも楽しそうですね!
今回は星を見るために新月の日に観測をしたので、娘と次は月を見たいね!と話しています。
梅雨で、なかなか天体観測できる空にならないのがもどかしいです。お月見を実現できたらまたブログに書こうと思います。
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。